こんにちは。
業界誌を読むとママさん美容師の活躍を取り上げている記事が目立ってきましたね。
弊社でも女性スタッフが8割以上在籍しているのと、在籍スタッフの平均年齢も30歳ぐらいなので、ママさん美容師さんが徐々に増えてきました!仕事と家庭を両立しながらも頑張っている姿が本当に頼もしいです。
ただ、これからもママさん美容師含め、美容師、ヘアメイク、エステティシャンと職種や雇用形態を飛び越えて、誰もが働きやすいと感じてもらえる環境を整えていく努力が必要です。
ママさん美容師の課題
自分も二人の娘を持つ親として、子供を保育園に預けながら仕事と子育ても両立していくことの大変さを、(妻には敵いませんが)少しは分かっているつもりです。
美容という職業を選び、技術を身につけた以上、仕事をがんばりたいという気持ちに性差はないはずです。
お店側にとっても、家庭と両立しながら長く勤めて欲しいという希望があります。
ただ、仕事と子育てを両立させるのには、一般論として、どの業界も少なからず様々な困難が生じるのは事実です。
美容室で言うと、
お客さまからご予約が入っていながら、子どもが熱を出して急に呼び出されたり…。
営業外の勉強会に参加が難しかったり…。
周囲からなかなか理解を得られなかったり…。
そんな困難な思いを抱えながら仕事をしている事情も少なくはありません。
一方で、お店の立場からの側面で見ると、
他のスタッフとの平等性や技術の再教育が必要であったり、シフトが組みづらかったりもします。
特に、フルタイムで働くスタッフには、お店の開閉店時の準備や急な予約対応、スタッフ教育などなど…。
本来サロンみんなで分担して行うことへの偏りが出やすいのも事実です。
これまでの美容業界
これまでの美容業界では、特に、女性美容師のほとんどは子どもができると、一旦辞めて、子育て期間が終わると仕事を探す、という経緯を辿っています。
その場合の選択肢は美容師以外にもあり、一説によると美容師免許を持ちながら美容室で働いていない休眠美容師は40万人もいるといわれています。
美容師の仕事が好きで、できれば辞めたくないと思っていても、会社の制度やお店の受け入れる空気感といかそういった理解や環境が整っていないと難しくなってしまうのは寂しいですね…。
長く働ける職場をつくるには
やはり、会社の制度と現場の許容の相互理解が必要不可欠だと考えます。
会社の制度であれば、具体的には、時短やパートで働くスタッフの給与体系や教育制度、社会保障を含めた雇用制度の拡充や集客面でのサポートだと考えます。
現場には、スタッフ全員の理解の徹底が最優先です。
それと雇用形態(フルタイム、時短、パート)に左右されない労力の均等を図るために、お店で掃除などの細かいルールを設ける必要があります。さらにこれは、誰かが決めたことではく、自分達で話し合って決めることが円滑にコミュニケーションを取りながら仕事をする上で重要だと思っています。
様々な障壁と課題がありながらも”生涯美容”を叶えるため、一つずつ進歩していきたいと思います。
〜『カトレアグループについて』〜
1985年創業。茨城県神栖市・鹿嶋市エリアに複数店舗、東京都港区に1店舗の美容室、ヘアメイクサロン、エステサロンを展開しています。
”一生笑顔で働ける会社を目指して” を経営理念に、スタッフが輝く環境づくりをテーマとする当グループでは、美容師以外にもヘアメイクアップアーティスト・アイリスト・エステティシャン・訪問美容師などいろいろな職種にチャレンジできるステージを設けています。美容師の可能性を広げ、他職種に触れることで新しい自分を発見でき様々な選択ができるのも魅力の1つ。少しでも気になった方はぜひお気軽にご連絡ください。新たなスタートを全力で応援します。