こんにちは!
ここ最近、ルシエルのリニューアルオープンに向けて、美容・エステサロンの売上計画や事業の方向性について考える機会が増えています。
会議の場では、よく管理職の方々にお伝えしていることがあります。
それは 『まず、目的を定めましょう!』 ということ。
仕事を進めるうえで、最初に「何のためにそれをするのか?」を明確にすることが大切です。
目的がはっきりしていれば、そこに向かう道筋も見えてきますし、成果も出やすくなります。
そして、次に大切なのが「方向性」を決めること。
目的が定まったら、それに沿った 正しい方向 を設定し、ようやく「方法」や「やり方」を考えます。
「質」「量」「向」のバランス
教育には 「質」「量」「向」 という考え方があります。
「質」を上げるためには「量」を経験することが不可欠です。
しかし、もしその努力の方向性がズレていたら、どれだけ頑張っても理想の成果にはつながりません。
例えば、100メートル走を思い浮かべてみてください。
スタートラインとゴールラインがあり、そこに向かって走るわけですが、レーン(ナビゲーションライン)がなければどうなるでしょう?
一生懸命練習してきても、まっすぐ走れているつもりが少しずつズレていき、ゴールに最短距離で到達できないかもしれません。
逆に、レーンがしっかり整備されていれば、全力でゴールを目指すことができますよね。
この 「ナビゲーションの役割をする線」 は、選手(スタッフ)が用意するものではなく、大会運営側(会社やサロンのリーダー)が準備するもの。
つまり、 会社であれば社長、サロンであれば店長の仕事 です。
スタートライン、ゴールライン、そして真っ直ぐに走るためのレーン。
これらをしっかり決めることで、スタッフが最大限の力を発揮できる環境を作ることができます。
教育の始まりは「環境づくり」から
最高のステージを創るためには、 まずは環境を整えること が大切です。
何を学び、どの方向に進めばよいのかがクリアになれば、スタッフは迷うことなく成長していけます。
しっかりとした「目的」と「方向性」を持ち、それを共有しながら、サロン全体をさらに良い方向へ導いていきたいですね。